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【Banksy】バンクシーが期間限定「グロスドメスティックプロダクト」をオープン【商標登録】

バンクシーは、グリーティングカード会社が偽のバンクシー商品を合法的に販売する目的で、彼の名前を商標登録しようとしたため、オンラインショップの立ち上げを「余儀なくされた」と発表。

【Banksy】クロイドンの元カーペットショップに突如現れたバンクシーショップとは

まずは上記のビデオで店内を見てみましょう。

もちろん運営の背後にいるのはバンクシー本人ですが例によって姿は見えません。そして 今回の「パフォーマンス」は法的論争に起因しています。

【Banksy X Stormzy】ストームジーのベストをフィーチャーしたバンクシーショップ

【Banksy X Stormzy】ストームジーのベストをフィーチャーしたバンクシーショップ

謎めいたストリートアーティスト、バンクシーがロンドン南部にオープンしたのは、ストームジーのためにデザインした防刃/弾ベストをフィーチャーしたポップアップ。

この店は、突如クロイドンのチャーチストリートのコーナーに現れました。

クロイドンのチャーチストリートに現れたバンクシーのポップアップ

クロイドンは最近バンクシーがコラボしたラッパー、ストームジー(Stormzy)の出身地。

刃物犯罪が流行する中で、 今年6月、 バンクシーはクロイドン生まれのスーパースター、ストームジーがグラストンベリー・フェスティバルで着用した防刃ベストについてインスタグラムでコメントしています。

カスタムした防刃ベストを作って考えたんだ。これを着ることができるのは誰だろう?

...グラストンベリーのストームジーだ。

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 クロイドン出身のアーティスト ストームジー (Stormzy)
クロイドン出身のアーティスト ストームジー (Stormzy)
バンクシーが防刃/弾ベストをデザイン

店のコンセプトは《芸術が人生を刺激するところ》。
そこで売られているのは、 バンクシーがデザインした家庭用品です 。

ポップアップは2週間の期間限定でオープンする予定ですが、来店者は外からショーウィンドウを覗き見するだけで、店のドアが開くことはありません。

24時間照明がついた ショップに展示されたアイテムは、オンラインでのみ購入可能 (数量限定) で、サイン入りスプレー塗料缶から家のレンガで作られたハンドバッグまで、最も置かれている商品の価格帯は£10(約1400円)。

バンクシー本人による公式オンラインショップへはこちらからどうぞhttps://www.grossdomesticproduct.com/

【バンクシーオンランショップ】GDPはバンクシー最初で唯一のショップ【£10からの家庭用品ブランド】

【バンクシーオンランショップ】GDPはバンクシー最初で唯一のショップ【£10からの家庭用品ブランド】

【グロス・ドメスティック・プロダクト】(Gross Domestic Product)の前に集まるひとだかりの中を通り抜けると、ショーウインドウにはバンクシーおなじみのアイテムが展示されています。

バンクシー【グロス・ドメスティック・プロダクト】(Gross Domestic Product)のショーウインドウ

各作品にストーリーがあり

 

✔︎バンクシーがパリやニューヨークでステンシルしたネズミ

✔︎グラストンベリーフェスティバルでラッパーのストームジーが着用したユニオン・ジャックの防刃/弾ベスト

✔︎地中海の海岸で回収されたライフベストから作られた、ギリシャの難民収容所で女性が手縫いしたウェルカムマット

✔︎警察官の使用済み暴動鎮圧用ヘルメットで作られたディスコボール

✔︎ケロッグ社フロスティー のマスコットキャラクター、”むき出しの牙に穴が開き歯がボロボロ“のトニー・ザ・タイガーのラグマット

✔︎子供たちが輸送トラックの中に移民のフィギュアを積み込む木製の幼児向け”数えるおもちゃ”

✔︎監視カメラに見守られるゆりかご

 

他にもたくさんの『家庭用品』が、バンクシー独特の哲学とスタイルで美しくディスプレーされています。

ギリシャの難民収容所の女性が手縫いで作ったウェルカムマットと素材のライフベスト

ギリシャの難民収容所の女性が手縫いで作ったウェルカムマットと素材のライフベスト

警官の使用済み暴動鎮圧用ヘルメットから作られたディスコボール。

警官の使用済み暴動鎮圧用ヘルメットから作られたディスコボール。

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【Banksy shop】バンクシーの公式オンラインショップで商品を購入する方法【Gross Domestic Product 】

バンクシーの公式ショップはグリーティングカード会社との訴訟が原因

【バンクシー】名前をブランド化

正体不明のミステリアスなストリートアーティスト、バンクシーがインスタグラムに投稿をしたのは10月1日午後。

バンクシーは法的アクションの結果、 「おそらく、今までアート作品を作った中で最も詩的でない理由」 でポップアップストア《グロス・ドメスティック・プロダクト》(国内総生産)をオープン。

声明によると

■この店はある訴訟の結果生まれた。

■グリーティングカード会社が『バンクシー』という名前の法的権利を(合法的に)奪おうとしている。

■それを防ぐための最善策が『バンクシー 』という商標をブランド化した商品を芸術家自身が販売すること。

商標権の持ち主が商標を使用していない場合、その使用を求める第三者に商標権が移るという非常に明確な法律があります。

マーク・スティーブンス (芸術弁護士、デザイン・アーティスト著作権協会の創設者)

スティーブンス弁護士によると、バンクシーの名前に対する商標権をめぐって、グリーティングカード会社が約12ヶ月前に法的手続きを開始。

EUの法律上、バンクシーは自分のいかさま商品を作っていないため難しい立場にあり、スティーブンス氏は解決策として自分の商品を販売する店を開くようバンクシーに提案しました。

そうしなければ、彼は自分の名前『バンクシー』への権利を失う可能性があるというのです。

【バンクシーの主張 】 収益で新しい移民救助ボートを購入するつもり

バンクシーのレンガで作られたハンドバッグ
レンガで作られたハンドバッグ

バンクシーは10月1日にインスタグラムで「今日、店をオープンします」と投稿し、「実際にはドアは開かないけど」と付け加えました。

収益は、イタリア当局に没収された移民救助ボートに代わる新しいボートの購入に充てるつもり。

アイデアを含むこれらの製品のすべては、可能な限り既存またはリサイクルされた素材を使用して英国で手作りされています

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バンクシーは、グリーティングカード会社が彼の名前を合法的にトレードオフしようとしたので、オンラインショップ(国内総生産)の立ち上げを「余儀なくされた」ことを付け加えました。

そのグリーティングカード会社は、僕のアート作品に付随する商標に異議を唱え、偽のバンクシー製品を合法的に販売するために、僕の名前 《BANKSY》 の権利を得て管理しようとしているんだ。

彼らは僕が自分(の権利)を守るために出廷することはないだろうと思っているらしい。

Banksy

バンクシーは今回の件で、自分の芸術に対する権利を擁護しているにもかかわらず、著作権に関する立場を変えていません。

僕は、娯楽や学術研究、アクティビスト活動のために僕の作品をコピーしたり、借用、盗用、修正したりすることを奨励しています。

だけど、彼らが僕の唯一の権利である《BANKSY》の名を取得することは望んでいないよ。

Banksy

今後オープンするオンラインストアもお楽しみに!

まとめ

だから、それら(偽のバンクシー製品)を購入することによって、刑事犯罪を犯している可能性だってあるんだ。

ここ数ヶ月間、EU法の下で商標カテゴリーを満たす唯一の目的のためにものを作ってきた。あまりセクシーなミューズではなかったよ。

Banksy

インスタグラムの投稿や公開画像を見る限り、さすがバンクシーだなと思わせる美的センスとアイロニーにあふれたバンクシーのポップアップ。

壁のデコレーションから家具にいたるまで、微に入り細に入り本物にしかない良さを魅せつけてくれたバンクシーが、今回も私たちの期待を裏切ることはありませんでした。

バンクシーの写真やイラストを、『勝手に』管理してバンクシーの名前を商標登録しようとしているグリーティングカード会社の起こした訴訟が、一刻も早く無効になると良いですね。

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Paris Diary written by gypsycats from Paris France フランスとパリとアートを愛しています。アートやファッション、小旅行など様々なことを綴ります。

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