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【バンクシーがルーブル美術館に侵入】バンクシーのモナリザとは【2004年パリ】

Banksy, Mona Lisa Smile, Louvre Museum, 2004
Banksy, Mona Lisa Smile, Louvre Museum, 2004 出典:Wall and Piece

それは2004年10月の出来事。

パリへやって来たバンクシーは、一般チケットを購入してルーブル美術館に侵入し、モナリザの顔にスマイリーを描いた自作の絵画を設置。

誰にも知られる事なくその場を立ち去るというパフォーマンスを成功させます。

でも、どうしてバンクシー はわざわざ美術館に侵入したりしたの❓
バンクシーの「モナリザ」はその後どうなったの❓

本記事ではそんな疑問に答えます。

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【バンクシーがルーブル美術館に侵入】バンクシーのモナリザとは【2004年パリ】

バンクシーと「モナリザ」ルーブル美術館(2004年パリ)
Banksy, Mona Lisa Smile, Louvre Museum, 2004 出典:Wall and Piece

子供の頃に姉さんが僕の絵をごっそり捨ててしまったので、どこにやったのかと尋ねたら肩をすくめて言ったんだ。
ルーブルに展示されるはずもない代物だし」。

2004年、ルーブルでのインスタレーション、パリ (Wall and Piece)

レオナルドダヴィンチの「モナリザ」は、これまでに描かれた最も有名な肖像画の1つ。芸術にあまり興味がない人でも知っていますよね。

誰もが知っている『モナリザの微笑み』だからこそ、バンクシーは「自分の描いたモナリザも、パリのルーブル美術館に飾ろう❗️」と思ったのでしょうか。

バンクシーの著書《Wall and Piece》(2005)によると、バンクシーのモナリザは取り外されるまでしばらくそこに掛けられていました。

スマイリーの顔をした自作の「名画モナリザの微笑み」に、バンクシーは《 モナリザスマイル 》と名付けました。

» 合わせて読みたい

» バンクシー監督ドキュメンタリー”イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(日本語字幕版)”はこちらです。

バンクシーが自分のアイデンティティを隠すためにしたこと

  レオナルド・ダビンチ《モナリザの微笑》ルーブル美術館パリ
レオナルド・ダビンチ《モナリザの微笑》ルーブル美術館パリ

バンクシーは2003年から2005年までに「自然史博物館」や「大英博物館」など、ルーブル美術館を含めた8箇所の美術館に面白がって潜入し、たびたび美術界を煙に巻きました。

Banksy, Tate Gallery, London, 2003 出典:Wall and Piece
Crimewatch UK Has Ruined the Countryside For All of Us
Banksy, Natural History Museum, London, 2004 出典:Wall and Piece
Our time will come
Banksy, British Museum, London 2005 出典:Wall and Piece
Banksy, New York Metropolitan Museum, 2005 出典:Wall and Piece
Banksy, Brooklyn Museum, 2005 出典:Wall and Piece

2003年にはテートギャラリー、2004年にルーブル美術館、2005年には、ロンドンとニューヨークの4つの美術館でバンクシーの作品が発見されました。

しかしバンクシーにとってこの歴史的な出来事は、『偽ひげと強力な接着剤の功績』に比べれば、ようやくアートの世界で認められたことには意味がなかったのです。

これらのアプローチは、ステンシルに転向する前にバンクシーが熱心に実践していたグラフィティ(落書き)を象徴しています。

事前の許可なく、建物や電車や公道、またはストリートファニチャーに刻印やサインや絵を描く行為は法律で罰せられます。

しかし、バンクシーは美術館での数々のいたずらについて、『アーティストとしてではなく、「質の高い破壊者」として認められることが課題だった』と説明しています。

「変装」はストリートアートの違法性ゆえバンクシーが自分のアイデンティティを隠すために思いついた戦略でした。

バンクシーの「偽ひげ」以外にも、ストリートアーティストの多くが偽名やニックネームを使い、「最も破壊的」なアーティストは、インターネットやソーシャルネットワーク上でも慎重にふるまっています

Banksy, Natural History Museum, New York, 2005 出典:Wall and Piece
Banksy, Museum of Modern Art, New York,2005 出典:Wall and Piece
banksy louvre mona lisa smile
Banksy, Mona Lisa smile, Louvre, 2004 出典:Wall and Piece
バンクシー、モナ・リザ、ルーブル美術館

バンクシーがルーブル美術館に仕掛けた《モナリザスマイル》は、2006年サザビーズのオークションでイギリスのコレクターが57,600ポンド(約780万円)で落札。

バンクシーはこの時、オークションで当時の自己最高額を記録しました。

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【バンクシーのモナリザ】ルーブル美術館公式

banksy mona lisa smile musée du louvre
▲出典:ル=ブル美術館公式ホームページよりバンクシーのモナ・リザ

バンクシーのモナリザは、本家本元フランス・パリにある「ルーブル美術館」ホームページにも掲載されていますよ。

ルーヴル美術館】基本情報

アドレス : Rue de Rivoli, 75001 Paris
メトロ⑨①⑦⑭: Palais-Royal / Musée du Louvre,Pyramides
開館時間 : 9 am – 6 pm 月、木、土、日) 9 am – 9H45 pm(水、金)
閉館日 : 火曜日, 12月24日、31日(要確認)
Web : www.louvre.fr

» バンクシー本人による作品集”Wall and Piece”【日本語版】 はこちらです。

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最後に

BANKSY 2005 出典:Wall and Piece

いかがでしたか。

バンクシーが有名美術館へ侵入していたずらをしたのは、『アーティストとしてではなく、「質の高い破壊者」として認められること』が目的でした。

バンクシーは今までに誰もしたことのない方法で、違法なストリートアートを認めさせました。

それだけでなく、ルーブル美術館はこのときのバンクシーのモナリザを公式ホームページに今も掲載し続けています。

現在、バンクシーのインスタグラムアカウントには、ルーブル美術館のアカウントの2倍以上のフォロワーがいます。

違法行為を繰り返すバンクシーを警察が捜査しているかどうかは不明ですが、誰もがsnsでセルフィーを投稿するこの時代に、正体不明のバンクシーは「有名であること」を拒否した最後の人物であるといえるかもしれません。

今回は以上になります。

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gypsycats

Paris Diary written by gypsycats from Paris France フランスとパリとアートを愛しています。アートやファッション、小旅行など様々なことを綴ります。

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