◾️正体不明のグラフィティアーティストBanksyのアートワークが、突如ノッティンガムの壁に出現。
◾️ある美容院の壁に現れたアートワーク。それは「自転車のタイヤ」をフラフープにして遊ぶ少女の姿でした。
◾️後輪のない本物の自転車のそばに描かれた「フラフープの少女」は、ノッティンガムの自転車工場 « Raleigh bike factory »を想起させます。
今回、バンクシーがストリートキャンバスに選んだ「ノッティンガム市」は、コロナウイルスの感染率がイギリス国内最高の地域。
「自転車のタイヤ」をフラフープにして遊ぶ少女の姿は、自転車で有名な«Raleigh bike factory»への応援メッセージだったのでしょうか。
作品「フラフープの少女」が現れた当初、バンクシーはInstagramやホームページには作品を公開しませんでした。
バンクシーの広報担当者はメディアの取材に何も知らないと答えていたようです。
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バンクシーを目撃?

目撃者によると、火曜日の夕方5時ごろ何者かが「窓に黒いフィルムを貼ったバン」を止めるて、そこにアートワークが現れたと説明。
これが本物のバンクシーかどうか、当初は意見が分かれましたが、アレックス・ミッチェルさん(31歳)は言います。
「運転手を見ましたが、何が起こっているのか、警察を呼ぶべきかさえわかりませんでした。
彼は車が故障したふりをして、少なくとも2時間ほどこの場所にいました。」
ミッチェルさんによると、男は店に入ってきてレビナ(清涼飲料水)を2本購入。
壁には粘着テープでダンボールが貼られたままでしたが、翌日戻るとそこには同じ人物がいたと言います。
「アーティストは誰ですか?」
ミッチェルさんがそう尋ねると、男はウインクをしたと言います。
「ステンシルを描いた人物を見たわけではありません。もしかしたら、単なる通りすがりの人だったのかもしれません。」
バンクシー に興奮するノッティンガムの人々

アートワークが描かれた美容院のオーナーSurinder Kaurさんは建物を所有してているわけではなく、バンクシーのことを知らないと言います。
「私は、店の横で写真を撮っている人たちを見て、『これは何だろう』と思いました。
バンクシーのことを知り、とても興奮しています。
本当に素敵な絵なので、これが本物のバンクシーなら…ワオ!」
美容院のオーナーSurinder Kaurさん
「ノッティンガムは今、コロナウイルス以外の話題を必要としています。
もしこれがバンクシーなら素晴らしいことです。ありがとうベイビー!」
Josinya Powellさん、39才
「コロナで話題のノッティンガムの住人が笑顔になりました。
芸術に興味がなくても、みなバンクシーを知っています。」
アマンダフォレストさん, 49才
バンクシー に対するノッティンガム市議会の反応

ノッティンガム市議会は当初、バンクシーによく似たステンシルが人々の関心を集めていると発表。
その後、作品を透明なカバーで保護しましたが、すぐにいたずら書きの被害にあってしまいました。
また、ノッティンガム市議会はコロナの感染をさけるため作品の周りに集まらないないよう人々を促しています。
最後に

いかがでしたか❓
バンクシーの作品は、コロナが猛威をふるうノッティンガムの街に明るい話題をもたらしました。
バンクシーの最近の作品をふりかえってみると、「現在進行形の危機」がウィットとユーモアを駆使して見事に現されています。
神出鬼没なバンクシーの活動は、まるで時代を彫刻しているかのようです。
7月には、マスクの着用を促すバンクシーのアートワークがロンドンの地下鉄に登場し動画が公開されました。
8月には、バンクシーがアートで得た収益で船を購入し、地中海の移民救出作戦を実行。
9月には、バンクシーの正体はアート・アタックの司会者「ニール・ブキャナン」であるという噂をニール・ブキャナン本人が否定したところでした。
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